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SNS:スペクタクルな日常
ハイパーリアル的
今の時代、誰でも発信でき、誰でも情報を共有できます。
便利な時代だなと思うとともに、実はそれっていいことではないのかも?と思ってきたのです。
SNSは、他者に“私”をアピールするには便利なコンテンツです。
SNS自体はもちろんはじめは、友人同士で日常を見せあったり記録するために作られ、
私たちもそのように使用してきたと思います。
ですが最近になって、なんだか少し過剰になってきていると感じています。
つまり、ハイパーリアル(=現実の過剰)になってきているのです。
私は高校生の時、遊びに行ったことを「みんなに見てもらう」ためにTwitterに
その日に友人と撮った写真を載せて多くのいいねをもらう、までをセットで行っていました。
「見てもらうために」少し身なりを整えたり、加工を工夫したり、撮るまでに何工程もあり、
見せるまでのカロリーがかなり高かったのです。
これらの自らの経験も踏まえ、それを日常として提示していることに違和感を感じます。
©️Ueda Satsuki Spectacle daily life
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