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画面上の格差

昨今は、民主的であるはずなのに、画面上で格差が生まれる世の中です。

SNSでは、賛同や共感など受け手(見る側)の感情が、いいねなど目に見える数字に変換されます。

数字で視覚的に人を選別することができてしまうような世の中に変わってきました。

その数字は商売に変わっていくこともあります。

しばしその数字に取り憑かれた人は、数字の増減によって感情の起伏も左右されることがあります。

実感がない人にとって、この話は理解がし難いかもしれません。

ですが現実に起こり得る格差なのです。

数字は信頼か

SNSでのフォロワーやいいね数、登録者数など、数字が大きければ大きいほど、

その人の信頼度に繋がってしまう場合があります。

そして数字が大きい人の発信力は、例えば1フォロワーの人と1万フォロワーの人が

同じ意見だとしても極端に言えば発信力は1万倍。そこには目に見えない格差があり、

発信力の強い人の意見が本当に合っているかどうか不確かのままでも、不透明だとしても、

数字の信頼で意見を飲み込んでしまうのです。これはこの時代の大きな問題であると思います。

​©️Ueda Satsuki   Spectacle daily life

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